学資保険VS定期預金

学資保険に加入するのと、銀行などの定期預金を利用するのとではどちらが運用率が高いかと悩む人は多いでしょう。

結論から言うと、貯蓄性の高い学資保険に関しては定期預金よりも利率が圧倒的に高いです。ただ学資保険に加入するにあたって気をつけておきたいことがあります。

それはどういうことかと言いますと、保険会社によって異なりますが、実際に給付金を受け取れるのは平均して子供が12歳ごろになってからです。

中には子供が4歳で10万円の給付金を受け取れるものもありますが、子供の年齢が高くなればなるほど給付金の額が高くなりますから、保険契約が始まった頃にもらえる給付金はごくわずかです。

つまり学資保険に加入をして元本割れを防ぐ、もしくは元よりお金を増やすには、途中で解約するのはとんでもないことで、満期まで支払って満期学資金を受け取ってこそということになるのです。

ですから毎月の保険料をきちんと支払わなければなりませんし、ましてや保険料を支払うのが厳しくなり契約を解除してしまうと全く無駄になってしまうのです。

 

では定期預金の場合はどうでしょうか。

例えばゆうちょ銀行であれば50万円の定期預金をしていて2万円だけを解約したとします。通帳上は一旦50万円の定期預金を解約したことにはなりますが、残りの48万円は50万円を定期預金した当時の利率のままで再度預けることが出来ます。つまり、途中解約時のリスクは学資保険よりも少ないのです。

ただ定期預金の金利は、昔のように高くはありませんから、銀行に預けているだけでどんどん元本が増えるということはなくなってしまいましたね。

 

保障部分が大きい学資保険は貯蓄性が低い


学資保険には、医療保障や死亡保障などが付帯している商品もありますが、基本的に保障部分が大きくなるほど学資保険の貯蓄性は下がっていきます

元本を増やすという目的を持って商品を選ぶのであれば、保障部分は抑えたタイプの学資保険を検討すると良いですね。

このように、学資保険と定期預金どちらもメリット・デメリットがあります。貯蓄性を考えたら学資保険ですが、途中解約のリスクには注意してください。学資保険を選択する歳は、1%でも返戻率の高いものを選びましょう。

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